くわず女房

季節は少し過ぎてしまったのですが
5月5日端午の節句にまつわる昔話があります。
「くわず女房」です。

子供のころ絵本で見たこともあったかと思うのですが
大人になってこのおはなしを耳で聴くと想像力がすごく膨らみます。

私は図書館のボランティア等で昔話に触れる機会が多く勉強会で
これを聴いたとき、迫力満点の映像が浮かぶようでした。

おちょぼぐちの女が「私は何も食べないから嫁にしてくれ」と男のところにいき
男が留守の間、髪の毛を広げると頭のてっぺんに大きな口が開いて飯をがっぽがっぽ食べるという・・・
実はやまんば。
男にはついにばれて男は逃げ出すのだが
最後はやまんばの苦手なしょうぶとよもぎにやられて死ぬという・・・
しょうぶは刀のように刺さる
よもぎは毒が回る

いのちからがら逃げてきた男。
それからは端午の節句には玄関に皆がしょうぶとよもぎを飾るようになったという。

怖いけれど、実に面白い話。
語り手から聴くと、こんなにもイマジネーションとは広がってゆくのか・・・と思いました。
しょうぶの葉が、想像の中では、シャキーンと音を立てて、刀としてびかりと光り何本も突き立って
やまんばを恐れさせます。

よもぎはなにかと薬になるし
煎じると腹痛下痢や貧血冷え性等にもよいようです。

夫は鍼灸師でもあるので
たまにお灸を自分でしていることがありますが
あの「もぐさ」は、このよもぎからできてると夫から聞き驚きでした。
夫は切り傷などすると、その傷に直接お灸をしますcoldsweats02
止血効果がよもぎにはあるということです。すご~いですよね。

昔話にはいろいろな生活の知恵も知らない形で伝えられているのでしょう。
端午の節句をネットで検索すると実にさまざまな興味深い由来等を知ることができます。

今月は玄関に祖母の別の作品を飾りました。
日本人は四季折々なにかと楽しめて素晴らしいですね。044.JPG